COLUMNコラム

人を増やさず、AI社員で会社を成長させる|生産性を爆上げした実録

グラシズは今、「リアル人間」と、「7人のAI社員」と一緒に会社を回しています。
人を増やさずに、会社を成長させる。その方法をAIイベントで紹介してきました。

2026年7月7日、福岡・天神で開催された「AIディグる会 vol.5|AI × バックオフィス&マネジメント」(主催:DIG税理士法人)で、この実録をライトニングトーク(5〜10分の短い発表)でお話しました。

登壇したのは、マネーフォワードさん、freeeさん、SmartHRさん、そして当社の4社です。イベントの様子は、主催のDIG税理士法人さんが第5回 AIディグる会の開催レポートを公開されています。

AIディグる会

売上を伸ばすには、人を増やすしかない。受託ビジネスの宿命

売上を上げるために人を増やす。ところが人を増やせば、採用にコストがかかり、育成にも時間がかかる。ときにはミスマッチが起き、せっかく教育コストをかけたのに辞めていく。そして管理業務がどんどん重くなる。

その結果、弊社は、組織を大きくすることに消極的になっていました。採用した人材が会社にフィットするか?戦力になるか?ビジネス環境の変化に対応する意欲・能力はあるか?採用後のさまざまな難題を考えるとなかなか拡大路線に舵を切れませんでした。
同じ課題、悩みを感じている経営者は、決して少なくないはずです。

この構造的な課題への解決策はなかなか無いと思っていましたが、生成AIの登場で状況が大きく変わりました。グラシズは今、「リアル人間」と、「7人のAI社員」と一緒に会社を回しています。
人を増やさずに、会社を成長させる。その方法が、ようやく見つかりました。

「AIエージェント」ではなく「AI社員」にした

この課題を突破するきっかけが、生成AIの登場でした。

ただ、当社がやったのは、AIを「便利なツール」として使うことではありません。世の中では「AIエージェント」という言葉が使われていますが、当社はそこからもう一段レベルを上げました。一人ひとりに人格・役割・判断基準を与えて、「AI社員」として雇うことにしたのです。

何が違うのか。ChatGPTやGemini、Claudeなどの生成AIは、人間が呼びかけないと動きません。AIエージェントは、指示された仕事をこなします。でもAI社員は、自分の性格・役割、そして記憶や判断基準を持ち、自分の意志で考えます。「これは社長に確認すべきだ」「これは先にやっておこう」と、自分で決める。そして、なにより業務をこなせばこなすほど、知識と経験が蓄積し、賢くなる。この学習効果の複利が非常に強力です。

うちのAI社員は7人。それぞれに役割がある

  • COO:タスクの分解と優先順位づけ、進捗管理。経営の壁打ち相手
  • CTO:業務システムを外注なしで自作する、技術の責任者
  • システム開発:CTOのもとで開発を担当
  • 広告運用:数値分析・改善提案・レポートの自動作成。リーダーと実務担当の2名体制
  • クリエイティブ:バナーやLPなどの制作
  • 秘書:日程・議事録・連絡まわり

AI社員を構築したことで、作業はAIがやる。
人間はフィードバックと判断、そして考えることに集中できる。

採用の考え方が、根本から変わった

私の仕事は「作業」から「判断・発想・AIのマネジメント」に変わりました。その結果、業務効率が向上し、1人で30社を担当することも十分可能になりました。次の目標は、人間1人で50社を担当することです。

そしてなにより、人を増やす以外の成長の選択肢が手に入り、採用への考え方が全く変わりました。
新しい技術を自ら学習し、改善することを息を吸うように習慣化し、それを楽しんでできる人。そんな採用基準へと大きく変わりました。

会場で驚かれたのは、「AIエージェント」と「AI社員」の違い

ありがたいことに、事後アンケートでたくさんの声をいただきました。

  • 「AI社員という発想と、実際に動いているところがリアルに見れて非常に参考になった」
  • 「AIエージェントではなく、AI社員になっているところが素晴らしい」
  • 「AI社員同士で会話をしたり、役割を分ける発想は新しい発見だった」
  • 「ターミナルの背景にAI社員の顔を映すアイデアが素晴らしい」
  • 「人件費の面でもかなり助かる手法だと感じ、自社のバックオフィス整備にどう活かすか考えるきっかけになった」

いちばん反応が大きかったのは、やはり「ツールとしてのAI」と「社員としてのAI」の違いでした。

AI社員が働く画面に、それぞれのAI社員の顔を表示しているのですが、AI社員毎に顔と性格があるから、愛着が湧き一緒に働く仲間という感情が生まれます。この「楽しさ・仲間という感覚」がAI活用を推進する上で非常に重要なポイントになります。

AI社員は万能ではない。ただし、24時間休まず、素直で賢く、辞めない

AI社員は万能ではありません。間違えるし、思い込みもするし、人間の新人とまったく同じように「教育」が必要です。放っておいて勝手に成長してくれるわけではありません。うまくいかずに、何度もやり直しました。

ただ、人間と決定的に違うことがあります。AI社員は全員、IQ140以上ある超優秀な新人社員です。そして、教育したその瞬間から即、賢くなっていきます。24時間、文句ひとつ言わず、素直で辞めない。そしてなにより、人件費として考えると圧倒的に低コストです。

採用して、教えて、やっと戦力になった頃に辞められて、また一から教える。このループに疲れた経営者にとって、ここが最大の魅力と思います。

次回から、AI社員一人ひとりの実録を連載します

5分のライトニングトークで話せたのは、さわりだけです。次回から、AI社員それぞれの仕事ぶりを、うまくいった話だけでなく失敗談も含めて、連載で書いていきます。

「人を増やせない。でも、会社は成長させたい」。同じ悩みを持つ経営者の方に、一つの実例として届けば嬉しく思います。

AI社員の仕組みづくりに興味がわいた方は、グラシズのお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

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