COLUMNコラム

GDNで設定できるターゲティング項目一覧


「Googleディスプレイ広告の出稿を検討しているので、ターゲティングについてより詳しく知りたい」、「Googleディスプレイ広告のオーディエンスターゲティング、コンテンツターゲティングの概要について知りたい」などとお考えではありませんか。

本記事では、Googleディスプレイ広告のオーディエンスターゲティング・コンテンツターゲティングそれぞれの一覧や、GDNとYDAのターゲティングメニューの比較、Googleディスプレイ広告のターゲティングの活用方法などをご紹介します。

記事を読めば、広告施策としてGoogleディスプレイ広告を利用すべきかどうか判断できますので、ぜひ最後までご覧ください。

Googleディスプレイ広告(GDN)のターゲティング一覧

Googleディスプレイ広告は、Googleディスプレイネットワークと呼ばれます。Googleディスプレイネットワークでは、ターゲティングが設定可能です。さまざまな切り口で絞ってターゲティングを実施することで、より効果的な広告配信が期待できます。

本章では、Googleディスプレイネットワークでできるターゲティングの大きな2分類をご紹介します。

  1. 人に基づいたオーディエンスターゲティング
  2. 面に基づいたコンテンツターゲティング

人に基づいたオーディエンスターゲティング

Googleディスプレイネットワークでは、広告を表示させたいユーザーの属性に基づいて広告表示をコントロールできます。ユーザーの属性に基づいたターゲティングを、「オーディエンスターゲティング」と言います。

「オーディエンスターゲティング」を利用することで、広告に興味がなさそうなユーザーに広告を表示させる機会損失を防げます。逆に言えば、広告に興味を示しそうなユーザーにのみ広告を表示できるので、広告の費用対効果の上昇が期待できます。

「オーディエンスターゲティング」で利用できるターゲティングには、以下のターゲティングがあります。

  • 年齢
  • 性別
  • 世帯収入
  • 子供の有無
  • アフィニティカテゴリ
  • 購買意向の強いユーザー層
  • カスタムインテントオーディエンス
  • 類似ユーザー
  • リマーケティング

上記の設定項目をさまざまに組み合わせることで、より効果の高い広告配信ができます。

ただし、オーディエンスターゲティングにも難点がいくつかあります。まず、設定項目が非常に多いので、どこまで設定を作り込めばいいかわからないことや、オーディエンスのデータが必ずしも正確であるとは限らないことなどです。また、オーディエンスを絞り込みすぎると、広告を表示させるユーザー数が少なくなりすぎてしまう、ということもあります。

使いこなせればオーディエンスターゲティングは広告配信において強力な武器となりますが、上記のようなデメリットもあります。

面に基づいたコンテンツターゲティング

Googleディスプレイネットワークでできるターゲティングのもう一つが、「コンテンツターゲティング」です。コンテンツターゲティングはよく「面」に基づいたターゲティングとも言われます。

「面」とは何かというと、広告を配信するWebサイトのことです。オーディエンスターゲティングが配信する「人」を洗濯するのに対し、配信する場所(面)であるWebサイトを選択するのがコンテンツターゲティングです。

詳しくは後述しますが、コンテンツターゲティングでは、以下の3つの切り口で配信するWebサイトを設定できます。

  • キーワード
  • プレースメント
  • トピック

コンテンツターゲティングは、オーディエンスターゲティングと一緒に設定することで、さらに広告効果を引き上げることができます。オーディエンスターゲティングで広告に興味がある「人」を設定し、その人が広告に興味を持ちそうなタイミングに見るWebサイトに広告を配信するよう設定すればいいのです。

たとえば、自動車の広告を出稿するとします。自動車に興味を持ちそうな人をオーディエンスターゲティングでまず設定します。次に自動車に興味を持っている人が、自動車の購入を検討しているタイミングで見そうな自動車関連のWebサイトに広告が配信されるように、コンテンツターゲティングで設定します。このようにターゲティングを設定することで、広告配信の効果を高められます。

GDNのオーディエンス ターゲティング一覧

Googleのディスプレイ広告であるGoogleディスプレイネットワーク(GDN)のオーディエンスターゲティングの設定項目の一覧をご紹介します。

ユーザー属性

Googleディスプレイネットワーク(GDN)では、ユーザー属性でターゲティングを設定できます。

Googleディスプレイネットワークで設定できるユーザー属性は以下の通りです。

  • 年齢
  • 性別
  • 世帯収入
  • 子供の有無

Googleディスプレイネットワークではユーザーの年齢層ごとにターゲティングを設定できます。設定できる年齢層には以下のものがあります。

  • 18〜24歳
  • 25〜34歳
  • 35〜44歳
  • 45〜54歳
  • 65歳以上
  • 不明

ターゲットユーザーの年齢層が明確な場合は、必ず利用したいターゲティング項目です。

Googleディスプレイネットワークでは、性別でもターゲティング可能です。性別のターゲティング項目には以下のものがあります。

  • 男性
  • 女性
  • 不明

「不明」は男性か女性かわからない場合に選択します。主に男性向けの商品・サービスの広告を訴求する場合には、「男性」のみを選択するか、「男性」と「不明」の両項目を選択するといいでしょう。

Googleディスプレイネットワークでは、ユーザーの世帯収入も選択できます。富裕層向けの商品・サービスなどの場合には、必ず利用しておきたいターゲティング項目です。世帯収入には以下の選択項目があります。

  • 上位10%
  • 11〜20%
  • 21〜30%
  • 31〜40%
  • 41〜50%
  • 下位50%
  • 不明

Googleディスプレイネットワークでは、子供の有無も設定できます。子供の有無には以下の選択項目があります。

  • 子供あり
  • 子供なし
  • 不明

学習塾やスポーツ教室など、子供向けサービスの場合には、「子供あり」のみを選択するか、「子供あり」、「不明」の両方を選択するといいでしょう。

アフィニティ カテゴリ

アフィニティカテゴリとは、ユーザーの興味・関心に基づいてターゲティングできる機能です。アフィニティカテゴリには138個もの選択項目があるため、広告を表示させたいユーザーが興味を持ちそうなカテゴリがきっと見つかります。大きくは以下の12個のカテゴリ分類があり、その下でさらに枝分かれして138個の選択項目になっています。

  • スポーツフィットネス
  • テクノロジー
  • ニュース、政治
  • フード、ダイニング
  • メディア、エンターテインメント
  • ライフスタイル、趣味
  • 乗り物、交通機関
  • 家庭、園芸
  • 旅行
  • 美容、健康
  • 買い物好き
  • 銀行、金融

上記をご覧いただくとわかるように、ほとんど全ての商品・サービスに関連するアフィニティカテゴリが存在しているので、カテゴリ選択で困ることはないでしょう。全138個のカテゴリすべてを紹介することはできないので、参考までに以下にいくつかのカテゴリをご紹介します。

  • サッカーファン
  • ゴルフファン
  • ソーシャルメディアファン
  • オーディオ好き
  • エンターテインメントニュース好き
  • 簡単料理研究家
  • 夕食は頻繁に外食
  • ゲームマニア
  • お笑い番組ファン
  • エコ生活愛好者
  • 猫好き

以上のように、非常に多様なアフィニティカテゴリがあるので、複数項目を組み合わせて設定してもいいでしょう。

購買意向の強いユーザー層

購買意向の強いユーザー層(オーディエンス)とは、これから表示させる広告の商品ジャンルの同じような商品やサービスを購入していて、購買にまで至る可能性が高いユーザー層です。アフィニティカテゴリと似ていますが、購買意向がより強いユーザー層をターゲティングできる機能です。購買意向の強いユーザー層(オーディエンス)で選択できる項目の分類には以下のものががあります。

  • アパレル、アクセサリ
  • ギフト、行事
  • コンピュータ、周辺機器
  • スポーツ、フィットネス
  • ソフトウェア
  • デートサービス
  • ビジネスサービス
  • 不動産
  • 家庭、園芸
  • 家電
  • 幼児、子供向け製品
  • 教育
  • 旅行
  • 求人
  • 美容商品、サービス
  • 自動車、乗り物
  • 通信
  • 金融サービス

以上のジャンルから、より細かく分類して商品・サービスのジャンルに落とし込んだ項目を選択できます。一例として、以下のような商品・サービスのジャンルがあります。

  • アウター
  • 時計
  • 結婚指輪、婚約指輪
  • 高級ジュエリー
  • パーソナライズドギフト
  • イベント企画サービス
  • 挙式、披露宴プラン
  • ジム、アスレチッククラブ
  • デートサービス
  • 人材サービス、リクルートサービス
  • ホームクリーニングサービス
  • 受験対策、個別指導

以上のような商品・サービスの項目から、自社商品・サービスのジャンルを選択すればOKです。

カスタム インテント オーディエンス

カスタムインテントオーディエンスは、購買意向の強いユーザー層に自社商品・サービスに合致した選択項目が見つからない場合に、広告を表示させるキーワードやURL、アプリなどを独自に定義できる機能です。

特定のキーワードやURL、アプリなどに関連する場合に広告を表示させることができれば、ユーザーの意向を直接把握していなくても、自社商品に興味がありそうなユーザーにターゲティング可能です。

たとえば、脱毛サロンの広告を出稿したい場合には、「脱毛サロン」というキーワードや、脱毛サロン関連のWebサイトのURL、アプリなどを入力することで、脱毛サロンに興味があるユーザーや、実際に購買してみたいユーザーにアプローチできます。

類似ユーザー

類似ユーザーとは、以前に自社サイトに訪問したことがあるユーザーや、実際に購入などのコンバージョンまで到達したユーザーに似ている行動をしているユーザーをターゲティングできる機能です。

実際に購入したことがあるユーザーと似た行動を取っているということは、それだけ購入に近いユーザーであるということなので、類似ユーザーターゲティングを使えば広告の費用対効果をさらに高められます。

類似ユーザーを使うには、実際に以前に商品・サービスを購入したことがあるユーザーのデータがある程度蓄積されていなければなりません。購入に至るユーザーのデータがない段階で類似ユーザーターゲティングを使っても、購入まで至らない可能性は高いです。

Googleディスプレイネットワークでは、過去30日間のユーザーのWebサイトの閲覧行動を集めたデータに基づいて類似ユーザーが作成されます。

類似ユーザーターゲティングは後述するリマーケティングと一緒に活用すると非常に楽です。というのも、類似ユーザーターゲティングを利用する場合にはユーザーリストを作成しなければなりませんが、リマーケティングを利用している場合には改めてリスト作成をする必要がないのです。したがって、類似ユーザーとリマーケティングは一緒に活用したいところです。

リマーケティング

リマーケティングは、一度サイトを訪問したことがあるなど、自社サイトやアプリ、動画に対して一度でも行動を起こしたことのあるユーザーをターゲティングできる機能です。リマーケティングを利用すれば、自社の商品・サービスに興味のあるユーザーのみに絞って広告配信ができるため、広告の費用対効果を高められます。

Googleディスプレイネットワークで利用できるリマーケティングには、以下のものがあります。

種類概要
標準のリマーケティング過去の一度以上自社サイトに訪問したことがあるユーザーをターゲットにする機能です。
動的リマーケティング過去に一度以上自社サイトに訪問したことのあるユーザーに、その都度違う広告を表示させる機能です。
検索広告向けリマーケティング過去の自社サイトへの訪問履歴に応じて、検索広告の内容を変更したりできる機能です。
アプリのリマーケティング自社が運用するアプリ内の行動に基づいて、ユーザーに広告を配信できる機能です。
動画リマーケティング動画を一度でも視聴したことがあるユーザーをターゲティングできる機能です。YouTubeチャンネルを運営している場合に利用できます。
GoogleアナリティクスのリマーケティングWebサイト上での行動を解析できるGoogleアナリティクスのデータに応じて、広告内容を変更できるターゲティングです。
顧客リストを利用したリマーケティングユーザーの電話番号やメールアドレスなどをリストとして利用してターゲティングできる機能です。顧客の連絡先情報を有している場合には、必ず利用しておきたいところです。

リマーケティングの設定方法

詳細や設定方法は「リターゲティング広告とは?仕組みや設定方法を解説」をご覧ください。

GDNのコンテンツ ターゲティング一覧

Googleディスプレイネットワーク(GDN)のコンテンツターゲティング手法3つをそれぞれご紹介します。

キーワード

Googleディスプレイネットワークでは、キーワードを指定して広告を配信するWebサイトを設定できます。キーワードとは文字通り「キーワード」で、自社の商品・サービスに関連しそうなキーワードを設定すればOKです。

たとえば貴社のサービスが英会話教室だとします。その際には「英会話」、「英会話教室」、「英語学習」、「英会話学習」、「英語教室」、「英語」、「英字新聞」、「オンライン英会話」などの関連しそうなキーワードを入力しましょう。これらのキーワードと関連するWebサイトに貴社の広告が表示されます。

キーワードで広告配信先を設定するのはシンプルで設定しやすいので、コンテンツターゲティングではぜひとも最初に設定しておきたい機能です。

プレースメント

プレースメントターゲットとは、配信するWebサイトを自動・手動のいずれかで設定できるターゲティング機能です。

自動プレースメントを選択した場合には、設定したキーワードやトピックに関連するWebサイトに広告が自動的に配信されます。

手動プレースメントを選択した場合には、自分で広告を配信するWebサイトを設定できます。具体的には、広告を配信したいURLを入力します。

最初は自動プレースメントで様子を見て、コンバージョンしやすいWebサイトがわかったら、そのサイトを手動プレースメントで設定するとより広告効果も高まるでしょう。最初から訴求したいサイトがあるのであれば、広告効果を見ずとも最初から手動プレースメントでURLを設定してしまうやり方もあります。

トピック

トピックとは、ユーザーが興味・関心を持ちそうなトピックを決めて、ユーザーをターゲティングできる機能です。

サブトピックも含めると膨大な数になりますが、主要なトピックには以下のものがあります。

  • アート、エンターテインメント
  • インターネット、通信事業
  • オンラインコミュニティ
  • ゲーム
  • コンピュータ、電化製品
  • ショッピング
  • スポーツ
  • ニュース
  • ビジネス、産業
  • フード、ドリンク
  • ペット、動物
  • 科学
  • 金融
  • 健康
  • 仕事、教育
  • 資料
  • 自動車
  • 趣味、レジャー
  • 住居、庭
  • 書籍、文学
  • 人々、社会
  • 世界の国々
  • 美容、フィットネス
  • 不動産
  • 法律、行政
  • 旅行

以上のように、さまざまなトピックがありますので、自社ユーザーに刺さりそうなトピックを選びましょう。

GDNとYDA(旧YDN)のターゲティング項目比較

GDNとYDAには、デモグラフィックデータ(年齢・性別など)など共通するターゲティング項目と、それぞれ独自のターゲティング方法があります。

デモグラフィック情報を元にしたターゲティング

基本的なデモグラフィックデータ(年齢、性別、地域など)はGDN、YDAどちらも設定可能です。

ここでは、GDNとYDAで大きく異るターゲティング項目について解説します。

子供の有無、世帯収入

子供の有無世帯収入
GDN
YDA

「子供の有無」「世帯収入」はGDN独自のターゲティング項目となります。

例えば、子育て世帯や高所得世帯向けにプロモーションを行う際は、GDNの方が費用対効果が見込めるでしょう。

年齢の選択肢の違い

どちらも年齢指定が可能ですが、YDAの方がより広く細かく年齢指定できます。

GDN18〜24歳, 25〜34歳, 35〜44歳, 45〜54歳, 65歳以上, 不明
YDA13歳〜14歳, 15歳〜17歳, 18歳〜19歳, 20歳〜21歳, 22歳〜29歳
30歳〜39歳, 40歳〜49歳, 50歳〜59歳, 60歳〜69歳, 70歳〜, 不明

例えば中高生に向けたプロモーションを行う際、GDNでは18歳未満を指定できないのに対し、YDAでは13歳〜14歳, 15歳〜17歳, 18歳〜19歳と、より施策にふさわしい年齢層へターゲティングが可能となります。

興味関心(インタレスト)を元にしたターゲティング

ユーザーの興味関心に対するターゲティングとして、それぞれ下記のメニューが用意されています。

GDNアフィニティカテゴリ、カスタムインテント
YDAオーディエンスカテゴリー(興味関心・購買意向)

アフィニティカテゴリとカスタムインテントの違い

GDNのアフィニティカテゴリとカスタムインテントの違いは、ユーザーの関心度の高さです。

アフィニティカテゴリが長期的な興味関心に対するターゲティングに対し、カスタムインテントは行動意欲の高いユーザーへのターゲティングとなります。

長期的な認知拡大を目的とする施策はアフィニティカテゴリを、短期的な行動(購入や申込みなど)を促進したい場合はカスタムインテントが適していると言えるでしょう。

一方、YDAのオーディエンスカテゴリにおける興味関心と購買意向は、上述のアフィニティカテゴリとカスタムインテントの関係に類似しております。

  • アフィニティカテゴリ(GDN) ≒ オーディエンスカテゴリー(興味関心)
  • カスタムインテント(GDN)≒オーディエンスカテゴリー(購買意向)

最後に、それぞれの定義をまとめております。

アフィニティカテゴリ

アフィニティ カテゴリは、自社の商品に強い関心を持つアフィニティ グループに対して広告を表示し、認知度を高めて購入を促したい場合に便利です。

アフィニティ カテゴリをオーディエンス ターゲティングに追加することで、ユーザーがウェブの閲覧中に示した関心に基づいて広告が配信されます。「二輪 / 四輪」、「スポーツ」、「豪華旅行」、「ファッション」など幅広いリストから選択し、その分野に関心を持っている可能性が高いユーザーに広告を配信できます。

参考:アフィニティ カテゴリのターゲティング – ディスプレイ&ビデオ 360 ヘルプ
カスタムインテント

カスタム インテント オーディエンスを使用すると、より高度なターゲティングが可能です。独自のキーワード、URL(ウェブサイト)、アプリを指定して、ターゲットとするユーザーがお客様の提供する商品やサービスに関連する購入決定を行う場面で広告を表示できます

参考:カスタムリスト ターゲティング – ディスプレイ&ビデオ 360 ヘルプ
オーディエンスカテゴリー(興味関心・購買意向)

興味関心:商品やサービスに興味関心を示しているユーザー(潜在層)に対して広告を配信します。潜在顧客の集客、ブランド認知を目的とするカテゴリータイプです。

購買意向:商品の検索やカートに入れるなどの購買検討を行っているユーザー、もしくは旅行や結婚などの計画を立てているユーザー(顕在層)に対して広告を配信します。見込み顧客へのアプローチを目的とするカテゴリータイプです。

参考:オーディエンスカテゴリーターゲティング – ヘルプ – Yahoo!広告

再訪問を促すリターゲティング

リターゲティングとは、自社サイトに訪問したことがあるユーザーに対して広告を表示させるターゲティングです。GDNとYDAではそれぞれ名称が異なります。

GDNリマーケティング
YDAサイトリターゲティング

リターゲティングについて詳しく知りたい方は、「リターゲティング広告とは?仕組みや設定方法を解説」をご覧ください。

トピックを元にしたターゲティング

トピックは各媒体でカテゴリー分けされた配信面を指し、その配信面に対してターゲティングすることができます。

GDNトピックターゲティング
YDAサイトカテゴリー

それぞれ異なるネットワーク(広告掲載面)を持ちますので、可能であればGDN・YDAどちらにも出稿してみて費用対効果を比較してみるとよいでしょう。

トピックターゲティング

トピック ターゲットを設定すると、選択されたトピックに関連性のあるコンテンツを含むディスプレイ ネットワークのページまたは YouTube にお客様の広告が表示されます。ウェブ上のコンテンツは時間の経過とともに変化するため、広告が掲載されるページもそれに伴って変わります。お客様の広告に関連するトピックを 1 つ以上選択するだけで、対象となるページに広告を掲載できます。

参考:トピック ターゲットについて – Google 広告 ヘルプ
サイトカテゴリーターゲティング

サイトカテゴリーターゲティングでは、特定のカテゴリーを指定し、そのカテゴリーに属するサイト(広告掲載面)に広告を配信するターゲティング機能です。

参考:サイトカテゴリーターゲティング – ヘルプ – Yahoo!広告

プレースメントを元にしたターゲティング

プレースメントターゲティングとは、指定したサイトURLや特定の広告掲載枠に広告配信できるターゲティングです。GDNとYDAでは名称が若干異なります。

GDNプレースメントターゲティング
YDAプレイスメントターゲティング
プレースメントターゲティング

プレースメントとは、YouTube や Google ディスプレイ ネットワークで広告を表示できる場所のことです。ウェブサイトやサイト内の特定ページ、モバイルアプリ、動画コンテンツのほか、個々の広告ユニットを指す場合もあります。プレースメント ターゲットを使用すると、動画キャンペーンおよびディスプレイ キャンペーンの広告グループにプレースメントを追加できます。

参考:プレースメント ターゲティングの概要 – Google 広告 ヘルプ
プレイスメントターゲティング

プレイスメントターゲティングとは、広告を配信する、または配信対象外とするウェブサイトを指定することで、広告の配信先を制御できるターゲティング機能です。プレイスメントターゲティングは、広告グループに設定します。

参考:プレイスメントターゲティング – ヘルプ – Yahoo!広告

以上、GDNとYDAのターゲティング項目の違いをご紹介しました。

YDAのターゲティングについて詳しく知りたい方は「YDA(旧YDN)で設定できるターゲティング項目一覧」をご覧ください。

まとめ

Googleのディスプレイ広告であるGoogleディスプレイネットワーク(GDN)で利用できるターゲティング機能についてご紹介しました。

Googleディスプレイネットワークでは、「人」を絞れる「オーディエンスターゲティング」と、広告を配信するWebサイトを設定できる「コンテンツターゲティング」があり、両方を組み合わせることで高い広告効果が期待できます。とくに、類似オーディエンスやリマーケティングなどの機能はぜひとも利用しておきたいところです。

「利用できるターゲティングが多すぎてどう設定したらいいかわからない」と思われた方もいると思います。弊社グラシズでは、Googleディスプレイ広告をはじめさまざまなWeb広告の運用支援サービスを展開しております。無料相談もできますので、お困りの際にはお気軽にお問い合わせください。


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