COLUMNコラム

リスティング広告のキーワード設計で行うべき5つの作業


リスティング広告のキーワード設計で、行うべき5つの作業

本記事では、

  • Google広告、Yahoo広告の新規開設時の検索連動型広告のキーワード設計
  • Web広告運用者

を前提にしています。

キーワードは、リスティング広告で最も重要な要素です。
広告とユーザーを結びつけるキーワードの選定方法を解説します。

1. キーワードの洗い出し

自社(クライアント)の商品・サービスに関連したキーワードを集めましょう。

以前、リスティング広告に活用する3C分析を解説しました。
その3C分析を行い、下記の3ポイントを考慮することで、キーワードの洗い出しが楽になります。

  • 見込み「顧客」の気持ちになってキーワードを考える
  • 「自社」のサービス・商品からキーワードを考える
  • 「競合」他社からヒントをもらってキーワードを考える

Excelなどに書き出して、まとめておきましょう。

2. キーワードの吟味

次に、洗い出したキーワードについて、必要なキーワードと不要なキーワードを見極めます。

類義語がないか確認する

洗い出したキーワードに関して、類義語や連想類語がないか探しましょう。

例えば、「カバン」というキーワードであれば、下記のように展開できます。

関連語句:鞄、バッグ、バック、リュック、バックパック、手提げ、ケース、袋 など

下記のツールを使うと便利です。

類義語辞典:https://thesaurus.weblio.jp/
連想類語辞典:http://renso-ruigo.com/

本当に必要な言葉かどうか確認する

類義語も含めて、キーワードの洗い出しが終わったら、Google広告やYahoo広告の管理画面にある下記のツールを使って、どの程度の検索ボリュームがあるのか確認しましょう。

Google:キーワードプランナー
Yahoo:キーワードアドバイスツール

せっかくたくさんのキーワードに対して入札を行っても、検索されなかったら意味がありません。

ただし、ニッチなキーワードに関しては、ツールでは検索ボリュームがほぼ無いと判断されたにもかかわらず、実際は検索されることがありますので、参考程度にし、鵜呑みはしないようにしましょう。

3. キーワードのグループ化

ある程度キーワードが集まったら、組み合わせてグループ分けをします。

下記のような流れで、グループ分けをしましょう。

  1. 軸になるテーマを洗い出す(サービス商品名、商品カテゴリなど)
  2. 掛け合わせるテーマを洗い出す
  3. 組み合わせパターンを作る
  4. 組み合わせてグループ名を付ける

グループ名:女性用バッグ
レディース バッグ、レディース  鞄
女性用 バッグ、女性用 鞄
グループ名:男性用バッグ
メンズ バッグ、メンズ 鞄
男性用 バッグ、男性用 鞄
グループ名:女性用シューズ
レディース シューズ、レディース 靴
女性用 シューズ、女性用 靴
グループ名:男性用帽子
メンズ 帽子、メンズ キャップ
男性用 帽子、男性用 キャップ

ここでのグループ分けが「広告グループ」となります。

同じ広告文や、同じ遷移先URLでよい場合は、グループを分ける必要はないので、細かく分けすぎないように注意しましょう。

NG例

グループ名:サイト名_単ワード
〇〇オンラインショップ
グループ名:サイト名_掛け合わせ
〇〇オンラインショップ 通販、〇〇 通販サイト
飛び先:
サイトトップページ
飛び先:
サイトトップページ
グループ名:ダイエット_サプリ
ダイエット サプリメント、痩せるサプリ 

飛び先:
ランディングページ
グループ名:ダイエット_サプリ
ダイエット サプリメント、痩せるサプリ

飛び先:
ランディングページ

単ワードか掛け合わせなのかや、類義語も分けてしまうというのはやってしまいがちです。

OK例)

グループ名:サイト名
〇〇オンラインショップ
〇〇オンラインショップ 通販、〇〇 通販サイト
飛び先:サイトトップページ
グループ名:ダイエット_サプリ
ダイエット サプリメント、痩せるサプリ
ダイエット 健康食品、痩せる健康食品
飛び先:ランディングページ

キーワードが「サプリメント」なのか「健康食品」なのかで、広告文を変えたいという場合も、「キーワード自動挿入」や「広告カスタマイザ」を活用することで、1つのグループにまとめることができます。詳しくは広告文についての記事にて解説します

4. マッチタイプの指定

グループ分けが終わったら、キーワードと検索語句のマッチタイプを指定します。

マッチタイプにて下記の4種類があります。

マッチタイプ対象となる検索語句キーワードの例広告が表示される
検索語句の例
部分一致キーワードと一致する検索語句、類似パターン男性用 鞄鞄 メンズ 通販
メンズ リュックサック
バックパック 男性
絞り込み部分一致+が付いたキーワードやその類似パターンが順序問わずに含まれる+男性用 +鞄男性用 鞄
鞄 男性用
鞄 通販 男性用
フレーズ一致同じ語順のフレーズやその類似パターン“男性用 鞄”男性用の鞄の通販
完全一致意味が完全に同じ語句[男性用 鞄]男性用 鞄
鞄 男性用

オススメは「絞り込み部分一致」と「完全一致」です。

キーワードの数が多くなってしまう場合には、一旦「絞り込み部分一致」のみで開始し、獲得につながりやすいキーワードのみ「完全一致」を追加するなどしても良いでしょう。

「絞り込み部分一致」で必要なキーワードを網羅し、「完全一致」で有効なキーワードで確実に広告表示を狙いましょう。

5. 除外キーワードの指定

最後に、除外キーワードを考えましょう。

1. 設計段階で想定される除外キーワードを洗い出して、除外設定する

例えば、ゴルフの「ドライバー」というキーワードについて広告を表示させたいケースを例に説明します。

「ドライバー」というキーワードは、「ゴルフのドライバー」と「運転手のドライバー」の同音異義語です。運転ドライバーについて検索しているユーザーへの広告表示をなるべく省くために、下記のようなキーワードを除外します。

除外:求人、仕事、転職、年収、運転、佐川、ヤマト など

ただし、除外キーワードに関しては、神経質になりすぎないように注意しましょう。
除外キーワードにこだわりすぎて作業時間も広告の表示機会も減ってしまうのは本末転倒です。
明らかに対象ではないキーワードが分かっている場合にのみ、除外キーワードの設定を行うようにします。

2. 運用しながら検索語句を定期的に確認し、除外すべきキーワードが見つかったら除外設定する除外

キーワードは、運用をしながら検索語句を定期的に確認し、除外すべきキーワードが見つかったタイミングで設定すれば大丈夫です。

確認頻度

新規開設の場合は、最初の1週間は毎日チェックを推奨します。その後は1週間後、隔週、1か月、の頻度で確認を推奨します。

まとめ

本記事では、リスティング広告で最も重要な要素である「キーワード」について解説しました。

最初は、キーワードの洗い出しに時間がかかるかと思います。しかし慣れてくると、どのようなキーワード設計をすればよいか分かってきますので、短時間で出来るようになります。

また「顧客」の気持ちを考える機会にもなり、大切な時間だと思いますので、最初の内はじっくり時間をかけてキーワード選定していきましょう。


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